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「ハイポイドギヤ スパイラルベベルギヤ」 の違いとは?

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  • スパイラルベベルギヤ
  • ハイポイドギヤ

専門的に言ってしまうとここでは書ききれないのですが・・・

 

簡単にご説明すると、スパイラルベベルギヤとハイポイドギヤの違いは、スパイラルベベルギヤについてはピニオン軸とギヤ軸の中心でかみ合うのに対してハイポイドギヤはギヤ・ピニオンのかみ合いする軸にオフセット(ピニオン軸の中心ずれ)があるものです。

 

ハイポイドギヤのメリットとしては、複数の歯が同時にかみ合うため、歯への負荷が分散します。このため通常のスパイラルベベルギヤに比べ耐久性が高く、騒音も下げることが可能です。スパイラルベベルギヤとハイポイドギヤの大きな違いのポイントです。

 

スパイラルベベルギヤは歯面の接触部分が転がり接触で回るのですが、ハイポイドギヤは、ギヤとピニオンの接触部分が滑りによって動力を伝達します。そのため、スパイラルベベルギヤより摺動抵抗が大きくエネルギー損失が大きく(発熱が多く)なってしまいます。また、摺動動作による歯間の極端な圧力下で効果的な潤滑を要するため、ハイポイドギヤには専用のギヤオイルが必要となります。焼き付きを防止するハイポイド油が実用化され、自動車用に使用されるようになりギヤとして実用化が可能となりました。

 

スパイラルベベルギヤと比較した場合、ハイポイドギヤは歯面の接触面積が大きくなるので、同じ大きさなら許容トルクが大きくなります。つまり、複数の歯が同時にかみ合うことで負荷が分散され大トルクに耐えられるという点がメリットです。許容トルクが同じなら小型軽量化が可能になります。かみ合い率が増えるので、静音性でも有利になります。

ただし、構造は大きくは変わりませんが設計や製作の難易度は高くなります。

ハイポイドギヤは入力側(ハイポイドピニオン)と出力側(ハイポイドギヤ/ハイポイドホイール)で歯数比を大きくできるため、コンパクトで大きな減速比が得られます。

 

スパイラルベベルギヤの製作事例はこちら≫≫

ハイポイドギヤの製作事例はこちら≫≫

 

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