基準円直径

基準円直径（ピッチ円直径）とは、歯車同士が噛み合う点を結んだ円の直径のことで、記号としてはdが使われます。また、基準円（ピッチ円）とは歯車同士が噛み合う点を結んだ円のことを指します。
基準円直径の計算式は、
（基準円直径（d） ）= （歯数（z）） x （モジュール（m））
として表されます。
上記の計算式の通り、基準円直径は歯数とモジュールの積の値になります。基準円直径はモジュールやバックラッシなどの計算にも必要であり、非常に重要な指標の1つです。基準円直径は別名：ピッチ円直径とも呼ばれます。また、基準円直径は基礎円直径とは全く異なるので注意が必要です。基礎円直径は、インボリュート曲線を描く際の円柱の直径のことを指します。