特注ギヤ事例
精密減速機用のトロコイド歯形研削・評価
- 業界
- 産業用機械
- 業界詳細
- 精密減速機の中枢部として使用されるトロコイド歯車の研削加工
- サイズ
- φ200程度
- 用途
- 割出
- 用途詳細
- 精密割出が必要な部分に用いる減速機
- ギヤ分類
- その他ギヤ分類
- 歯型
- トロコイド
- 材質
- SCM
- モジュール
- -
- 処理
- 浸炭焼き入れ
こちらは、産業用機械で使用されるトロコイド歯形の研削加工事例でございます。
バックラッシが問題となるような精密な割出部品に必要とされる歯形で、産業用機械の他にも、ボットや航空機、モーターなど様々な分野でも活用されております。
特殊な歯形ですので、加工設備や測定機、評価方法において特殊な要求が必要とされるご依頼でした。
各機械メーカー様で設計されたときの歯形と異なる形状でしたので、お客様より歯形形状の座標を支給していただき、研削、評価を進めてまいりました。
当社では、最新の歯研機であるVIPER500W、P100Lなどといった測定機を駆使し、任意形状の歯車の加工を実施たしました。
任意形状を測定する際には、歯面の座標点に対して垂線に測定子を接触させる必要がございます。
そのため、求められる形状を把握し、測定機が適切な測定位置を維持させられる機能が必須となります。
結果お客様での評価も満足いただける形となり、規格にない任意形状の歯形においても高評価をいただく事ができました。